丹精込めた花は、大きく美しい
年間通しての作業 知っておきたい知識
年間作業ガイド
年間通しての作業
日本は南北に長い国で、北海道と九州などでは各月の温度にもかなり差があり、その月に、行うべき園芸作業も異なってきます。本ページでは、主に大阪地方での作業適期を掲げました。北国にお住まいの方や、暖かい地方の方は、適宣、時期をずらしてお考え下さい。
年間作業ガイド ( 1月〜12月 ) ⇔ こちらを見てね
知っておきたい知識
一般に知っている様で、知らないことが沢山あるのは、どの分野でも同じ事です。綺麗だな、美しいな、と思っているだけでは知識を得ることができません。体験すること、聞くこと、話すこと、の努力が実って始めて自分のものになります。
このページは、園芸に関することが比較的浅い、私が掲げるコーナーです。
肥料の三要素
元気がないのは肥料が足りないせい?、でも与え過ぎて枯らしてしまうのも怖いし、ちょっと体験して、適期に適量を与えられるようにしましょう。
窒 素 ( N : 元素記号 )
葉や茎、根の生育を促進し葉緑素を作る。不足すると生育が悪くなり与え過ぎると葉が黄変し、葉ばかり茂って花づきが悪くなる。茎が、倒れやすくなる。
リン酸 ( P : 元素記号 )
開花や結実を促進し、不足すると根張りや生育が悪く、花数が減ったり開花が遅れたりします、多少の相互関係があって開花直前までに窒素分を多く与えると、リン酸の効果は多少薄くなる。
カ り ( K : 元素記号 )
根を丈夫にする。デンプンや糖分などの生成を促進し球根を太らせたり、夏越し、冬越しのための体力をつけさせる。不足すると病気になり易い。
※ 参考 : 肥料のパッケージの読み方
肥料のボトルには、たいてい3つ数字が並んでいます。( N ・ P ・ K )の パーセントのことです。例えば、N.P.K=18:2:11の肥料は、花や実のため の養分であり、リン酸が少なくて葉緑素を作る作用をする。この比率は、 窒素が多い配合ですから、鮮やかなグリーンを楽しむ肥料です。 この様に三要素の役割が理解できたら、これからは生長の度合いによって どんな比率の肥料を使ったら良いかわかります。
病虫害
病虫害対策は、予防と早めの対処が必要です、除草も含めてのこと。
☆ 害虫には
ネキリムシ、ヨトウムシ、アオムシ、アブラムシ、ナメクジ、マルムシ、他。
☆ 見つけたら即捕獲
夜行性の虫もいますので時には、懐中電灯を持って外え。
☆ 病気には
色々あります。特に立ち枯れ病は、風通しが悪いと発生しやすい。
☆ 殺虫剤
市販品多数、その虫によります、例えば、オルトラン、デナポン、他。
☆ 予防は環境づくり
花にも育つ環境が必要、例えば、雑草除去など、たえず清潔に・・・。
水やり
意外と忘れやすいのがこれです、旅行で2〜3日留守をした、これも心配です。
☆ 乾燥防止
根の周辺に苔や芝を植えておくのも一案、寒冷紗を張るのも一案。
☆ 鉢植えの場合
受け皿に3分の1程の水を入れておくのも一つ、空ペットボトルに、注入口(市販品)を取りつけ、水を入れ根元に逆に挿しておくとよい。
☆ 面倒くさがらず
楽しみ、入念、根気よく水やりをする、水のやり過ぎはいけません。