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舞台裏のレアウトもガーデニングのこつ

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 サフィニア"98. 4 fdi-01.JPG (18114バイト)


用 土     種蒔き     植えつけ



用 土

 よい土の条件とは、通気性があること、保水性と排水性を兼ね備えていることです。
 相反する条件のようですが、重要なポイントです。土は、もともと粒状になっており、
 上手く選ぶことにより、その適正が決まります。

 土の種類として

   赤玉土
     基本用土に適します。長く栽培していると排水性が悪くなりが
     ち、種蒔きには、中〜小粒をお勧めします。

   バーミキュライト
     軽いのでハンキングなどに適します。多すぎると、ふわふわし
     て、根や株元が不安定になります。

   ピートモス
     湿原の水苔を腐植化したものです。腐葉土の変わりに使え、
     酸性だが中性に調整ずみのものがあります。

   腐葉土
     広葉樹の落ち葉を腐らせたものです。種蒔き用には、完全に
     腐蝕したみじん状になったものを使います。

   鹿沼土
     表面は薄黄色く、保水性、排水性はよいが、酸性が強いので、
     植える植物との相性に注意して下さい

  ☆ パーライト
     排水性、通気性がよく、用土に混ぜると根張りは良くなるが
     乾きやすい。


種蒔き

 今年は、種蒔きに挑戦して見ませんか?小さな、小さな種を蒔いて水遣りを続けると、
 ある日、ひょっこり土の中から顔を出す、それはとても、ドラマチックなこと。

 平鉢にばら蒔き

   苗床を作る
     鉢底にネットを敷き、ゴロ土と用土を入れ、水で沈まないよう
     トントン固める。

   表土をふるう
     細かい用土を表面に、上鉢縁から約1.5cmの所に用土を
     水平にふるう。

   紙で押さえる
     凸凹にならないよう、小さい粒の表土を水平にする。

   鉢底から吸水させる
     洗面器などに水を入れ、鉢を静かに沈め鉢底から、
     吸水させる。

   いよいよ種蒔き
     細かい砂と混ぜて蒔く、種1、砂2で、厚紙のせて均一に、
     ばら蒔く。

   土をかぶせる
     篩いにかけた細かい土を、種の上に2〜3mm覆土する。

   新聞紙を乗せる
     表土の乾燥防止のため光好性種子は、まめに霧吹きをする。

   発芽後は日向で管理
     日光を充分当てる、幼苗期の生長遅れは回復が難しい。

※ 参考1 : 種の蒔き過ぎに注意して、適正な量を考えよう。

※ 参考2 : 種蒔き後の水やりは、ジョロを使わず下から、浸透潅水をする。


植えつけ

 発芽しても、根が張って活着する迄は安心できません。重なり合った芽は、元気な芽を残して、そっと抜きます。元気な芽の根元(株)を痛めない様にする。本葉が2〜3枚まで生長したらポット上げします。その後、間引きの順で移植する。

 ポットに上げる (育ちやすいスペースを作る)

   芽を掘り上げる
     ピンセットなど、を土に垂直にさし、発芽した芽を何本かまと
     め周りの土(根土)ごと、掘り上げる。

   絡み合った根を解す
     そっと解して苗1本ずつに分ける、根や茎を傷つけない様に。

   表土に穴をあける
     ポリポットに、ゴロ土を入れウォータースペースを少しあける。
     苗を植えつける穴をあける

   そっと植えつける
     苗は、傾けないで垂直に植え付けよう。

   用土を入れる
     手で用土を株元に入れる、浅植え、深植えのないよう軽く
     押さえる。

   ポット上げ完成
     苗を植えつけたら水やりをして完了。1〜2日は半日陰に
     置いておく、根元が落ち着くまで、徐々に日光に慣れさす、
     水切れには注意。

 生長した苗を間引く (丈夫で立派な苗を育てる)

   元気のない苗の茎をカット
     ポット上げしてから、1ケ月たった苗は、このまま生長させると
     株がぶつかり合って互いの生長を阻害する。一番、元気な苗
     を残して、他は、ハサミでカットする。

   ポットに1本の苗を残す
     ポットに、1本の苗を残したら、時々、薄目の液肥を与え、
     梅雨になって雨が続いたら軒下などに入れてやる。

   立派に生長!!
     間引きをしてから、40〜50日経つと立派に生長して呉れ
     ます。花壇や、プランターに定植しても、もう、安心!!。

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