舞台裏のレアウトもガーデニングのこつ
用 土
よい土の条件とは、通気性があること、保水性と排水性を兼ね備えていることです。
相反する条件のようですが、重要なポイントです。土は、もともと粒状になっており、
上手く選ぶことにより、その適正が決まります。
土の種類として
☆ 赤玉土
基本用土に適します。長く栽培していると排水性が悪くなりが
ち、種蒔きには、中〜小粒をお勧めします。
☆ バーミキュライト
軽いのでハンキングなどに適します。多すぎると、ふわふわし
て、根や株元が不安定になります。
☆ ピートモス
湿原の水苔を腐植化したものです。腐葉土の変わりに使え、
酸性だが中性に調整ずみのものがあります。
☆ 腐葉土
広葉樹の落ち葉を腐らせたものです。種蒔き用には、完全に
腐蝕したみじん状になったものを使います。
☆ 鹿沼土
表面は薄黄色く、保水性、排水性はよいが、酸性が強いので、
植える植物との相性に注意して下さい
☆ パーライト
排水性、通気性がよく、用土に混ぜると根張りは良くなるが
乾きやすい。
種蒔き
今年は、種蒔きに挑戦して見ませんか?小さな、小さな種を蒔いて水遣りを続けると、
ある日、ひょっこり土の中から顔を出す、それはとても、ドラマチックなこと。
平鉢にばら蒔き
☆ 苗床を作る
鉢底にネットを敷き、ゴロ土と用土を入れ、水で沈まないよう
トントン固める。
☆ 表土をふるう
細かい用土を表面に、上鉢縁から約1.5cmの所に用土を
水平にふるう。
☆ 紙で押さえる
凸凹にならないよう、小さい粒の表土を水平にする。
☆ 鉢底から吸水させる
洗面器などに水を入れ、鉢を静かに沈め鉢底から、
吸水させる。
☆ いよいよ種蒔き
細かい砂と混ぜて蒔く、種1、砂2で、厚紙のせて均一に、
ばら蒔く。
☆ 土をかぶせる
篩いにかけた細かい土を、種の上に2〜3mm覆土する。
☆ 新聞紙を乗せる
表土の乾燥防止のため光好性種子は、まめに霧吹きをする。
☆ 発芽後は日向で管理
日光を充分当てる、幼苗期の生長遅れは回復が難しい。
※ 参考1 : 種の蒔き過ぎに注意して、適正な量を考えよう。
※ 参考2 : 種蒔き後の水やりは、ジョロを使わず下から、浸透潅水をする。
植えつけ
発芽しても、根が張って活着する迄は安心できません。重なり合った芽は、元気な芽を残して、そっと抜きます。元気な芽の根元(株)を痛めない様にする。本葉が2〜3枚まで生長したらポット上げします。その後、間引きの順で移植する。
ポットに上げる (育ちやすいスペースを作る)
☆ 芽を掘り上げる
ピンセットなど、を土に垂直にさし、発芽した芽を何本かまと
め周りの土(根土)ごと、掘り上げる。
☆ 絡み合った根を解す
そっと解して苗1本ずつに分ける、根や茎を傷つけない様に。
☆ 表土に穴をあける
ポリポットに、ゴロ土を入れウォータースペースを少しあける。
苗を植えつける穴をあける
☆ そっと植えつける
苗は、傾けないで垂直に植え付けよう。
☆ 用土を入れる
手で用土を株元に入れる、浅植え、深植えのないよう軽く
押さえる。
☆ ポット上げ完成
苗を植えつけたら水やりをして完了。1〜2日は半日陰に
置いておく、根元が落ち着くまで、徐々に日光に慣れさす、
水切れには注意。
生長した苗を間引く (丈夫で立派な苗を育てる)
☆ 元気のない苗の茎をカット
ポット上げしてから、1ケ月たった苗は、このまま生長させると
株がぶつかり合って互いの生長を阻害する。一番、元気な苗
を残して、他は、ハサミでカットする。
☆ ポットに1本の苗を残す
ポットに、1本の苗を残したら、時々、薄目の液肥を与え、
梅雨になって雨が続いたら軒下などに入れてやる。
☆ 立派に生長!!
間引きをしてから、40〜50日経つと立派に生長して呉れ
ます。花壇や、プランターに定植しても、もう、安心!!。